平成10年に診療所を開設して以来、当院のモットーは「ゼロ歳から百歳までの温かい診療」です。つまり、生まれてから天寿を全うされるまで全ての年齢層のどなたにも心のこもった診察をすることを信条としています。また、通院が困難な方のために、午後は訪問診療(在宅医療)を主体とし、地域の皆様のご要望に万遍なくお応えできるように診療所の体制を整えて参りました。
その間、在宅医療の大切さと需要の多さを痛感し、ひとりのお年寄りの点滴から始まった訪問診療(在宅医療)は、現在では数百人になっております。更に、超高齢化社会を迎え、認知症発症の増加は介護の領域に新たな社会的課題を提起してきました。そこで、平成20年5月には「グループホーム風早の里」を開設し地域の介護・福祉にも取り組んでおります。
現在の日本では、少子高齢化社会を迎えて医療・福祉の役割は益々その必要性が増大して参りました。今後も可能な限り地域の皆様の健康管理とより良い医療の提供を目指して、「ゼロ歳から百歳まで」の初心を忘れることなく一層の努力を重ねたいと考えております。